モデラーの空軍基礎知識 日本陸軍戦闘機7

隼の誕生 1

日本陸軍から中島飛行機へ
隼の設計が発注されたのは
1937年12月でした
この頃は
日中戦争が始まった年で
日本陸軍の主戦場は中国でした
1937年の日本陸軍の戦闘機は
97式戦闘機が誕生し部隊配備が始まった頃でした
97式戦闘機は
小型軽量で格闘戦を得意とする戦闘機で
対戦闘機戦に優れた機体でした
速度も当時の水準からいくと満足できる速度でした
しかし
航続距離だけは短く
97式戦闘機の行動の制約となっていました
それは
97式戦闘機は
発動機の馬力が低い為
小型に設計されていた為に
長距離を飛ぶのに必要な燃料を積むことが出来ませんでした
しかし
中国での戦闘は近距離での戦闘がほとんどでしたので
さほど問題にはなりませんでした
しかし
日本陸軍上層部は
97式戦闘機では将来の発展性が低いと判断し
中島飛行機にたいして
次期戦闘機の開発をいらいしました
実は
この中島飛行機に指名発注したと言うのは
それまでの陸軍としては異例の事で
それまでは
基本的に2社に試作機を発注して
その出来上がった2社の試作機のどちらが優秀か審査して
優秀な方を採用するトライアル方式でしたが
この隼の頃から
1社指名の発注に変わっていました
これは
2社指名によるトライアル方式だと
必ず1社の試作機は不採用になりますので
その分の労力が無駄になります
当時の日本では
戦闘機を設計できる会社は
中島三菱 川崎 の3社でしたので
無駄な設計をさせる余裕は有りませんでした
よって
隼は中島飛行機の1社指名での設計となりました

次回
隼の誕生2

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モデラーの空軍基礎知識 日本陸軍戦闘機6

日本陸軍戦闘機6

キ43 一式戦闘機 隼

エンジンの音
轟々と隼は征く雲の果て

映画 加藤隼戦闘隊で有名になった隼
では
隼とはどのような戦闘機だったのでしょうか?
ズバリ
第二次世界大戦の帝国陸軍航空隊の主力戦闘機でした
有名な日本海軍の零戦と同じように
太平洋戦争が始まったその日から最後の日まで戦った
日本陸軍を代表する戦闘機です
しかし
日本海軍の零戦が
終戦の日まで主力であったのに対して
日本陸軍の隼は
改良され性能は向上していましたが
流石に
戦争終盤には基本的に旧式となっていましたので
主力戦闘機の座はキ84 四式戦闘機 疾風に譲っていましたが
生産生産の良さから
数を揃える為に終戦まで生産されていました
それは
隼が終戦の頃まで戦闘機として
ある程度戦力になったからです
これは
隼が優れていたからに他なりません
では
隼とは
どのようにして誕生したのでしょうか?

次回
隼の誕生

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日本陸軍戦闘機4

日本陸軍の戦闘機4

太平洋戦争の航空戦でよく言われる話しで
太平洋戦争の航空戦は
日本海軍だけで戦い
米国の陸海軍両方の航空隊を相手にして負けた
日本陸軍航空隊が海軍に協力すれば
戦況はもっと良くなっていたはず
日本陸軍航空隊は何をしていたのか?
これは
よく言われる話しで
もっとものように聞こえますが
これは
あくまで
日本海軍の視点で見た話しで
実状は
日本陸軍航空隊には
そんな余裕は無い状況でした
では
日本陸軍航空隊はどこにいたのか?
それは
中国やビルマ方面で
意外と見落としがちですが
太平洋戦争は米国とだけの戦争では無く
中国との戦争もまだ続いていたのです
よって
北は満州 南はビルマ(ミャンマー)まで
長い戦線を維持する戦いをしていました
日本海軍の戦闘に比べて
有名な戦いは少ないですが
日本陸軍航空隊は
戦線維持の為日夜戦闘を繰り返していました
よって
大陸の日本陸軍航空隊戦力をうかつに
太平洋にまわすと
大陸の戦線に穴が空き
そこから
日本の防衛線が崩れる可能性が有ったのです
これは
航空隊だけではなく
陸上兵力にも言えました
よく知られている太平洋戦争の戦史は
ほとんど
日本海軍の戦史で
日本陸軍の戦史は意外と知られていないようです

次回
日本陸軍戦闘機の特徴

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日本陸軍戦闘機3

日本陸軍の戦闘機3

陸軍の戦闘機と海軍の戦闘機の違い

日本は陸海軍で2つの航空隊が有りましたが
では
陸軍戦闘機と海軍戦闘機では
違いは有ったのでしょうか?
もちろん有りました
基本的に
陸軍戦闘機は陸上専用機を海軍戦闘機は艦上戦闘機を運用します
では
この2つにはどの様な特長があるのでしょうか?
一番の違いは当たり前ですが
空母で運用出来るかどうかです
単純な話ですが
この事だけで艦上戦闘機は
設計と装備上かなり制限を受けてしまいます
空母で運用すると言う事は
飛行場の滑走路に比べて空母の飛行甲板は狭く短い事が多いです
ですので
艦上戦闘機は離着陸の距離が短く低速で行える様に設計されています
この事は
艦上戦闘機は低速低高度の性能が良い事を意味します
反面
高高度と高速性能は犠牲にする事になります
また
空母で運用する為には
陸上機には必要のない装備や機体強度が必要となりますので
重量増加をまねきます
この様な事から
艦上戦闘機は設計上
大きく制約を受けてしまいます
しかし
陸上専用機は
離着陸距離はあまり重要視されませんでしたので
多少離着陸距離が長く着陸速度が高くても問題有りませんでした
装備や機体強度も艦上戦闘機より少なくて済みますので
艦上戦闘機に比べて
設計上で高速性能と高高度性能面が有利でした
この様に
陸上専用機は艦上戦闘機に比べて制約が少ないので
その分
高性能機になる可能性が大きかったのです
ですので
陸上戦闘機より強かった零戦は
かなり凄いです
ちなみに
陸上戦闘機と艦上戦闘機の見た目の違いは
陸上戦闘機に比べて艦上戦闘機は
垂直尾翼の背が高い事です
これは
艦上戦闘機は着陸の際
三点姿勢と言って機首を大きく上げて尾輪から着陸する為
垂直尾翼が機首の影に入り
気流が当らなくなり左右の制御が効かなくなるので
それを防ぐために
垂直尾翼の背が高くなっています


日本陸軍戦闘機2

日本陸軍戦闘機2

旧日本軍には
陸軍と海軍に2つの航空隊がありました
ではなぜ2つ別々の航空隊が在ったのでしょうか?
答えは
陸軍と海軍では航空隊の目的が違ったからです
陸軍の航空隊の目的は
敵航空戦力の殲滅でした
海軍の航空隊の目的は
敵艦隊の殲滅でした
ですので
陸軍航空隊の主攻撃目標は敵飛行場
海軍航空隊の主攻撃目標は敵艦でした
このような攻撃目標の違いが有ったのですが
戦闘機に関しては
若干ややこしい決まりが有りました
陸軍戦闘機隊には自国領土の防空任務が有りましたが
海軍の基地が有る地域は
原則海軍航空隊が防空を担当していました
このような取り決めが有った為
日本海軍は海軍でありながら
陸上専用の戦闘機を開発保有していました
よって日本海軍は
艦上戦闘機と陸上専用の戦闘機と二種類保有していました為
違う性質の2種類の戦闘機開発が必要でした
それに対して
陸軍は陸上専用機だけでしたので
陸上専用の戦闘機にのみ集中し設計開発が出来ました
太平洋戦争中
海軍の零戦一辺倒に対して
陸軍は一式戦闘機から五式戦闘機まで5機種も開発量産しています
これは
大戦後半の戦闘機の質に大きく影響しました

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