モデラーの空軍基礎知識 日本陸軍戦闘機76
二式単座戦闘機 正面
二式単座戦闘機 鍾馗が開発されていた
1930年後半は
ヨーロッパでは
すでに
メッサーシュミット bf109 や スピットファイアが就役しており
日本陸軍は
戦闘機の性能の基準を
メッサーシュミット bf109 としていました
これは
当時最強戦闘機の1つとされ
軽量小型の機体に
コンパクトな翼を付け
強力な水冷式エンジンを搭載
速度重視の設計でしたが
わりあい運動性も良く
上昇力も悪く有りませんでした
この機体は
一撃離脱戦法を得意とし
二機がチームとなるロッテ戦術を駆使し戦果を上げていました
ロッテ戦術とは
アタッカーが攻撃に入る際
ディフェンスが
警戒掩護する事により
アタッカーは
攻撃に集中出来ると言う戦術です
ノモンハンでの航空戦で
近代航空戦を体験していた日本陸軍は
メッサーシュミット bf109 の機体と戦術両方に興味を持ち
1941年
研究の為メッサーシュミット bf109 を三機輸入し
このメッサーシュミット bf109 より高性能なことが
1940年代初頭の陸軍戦闘機の採用基準となりました
二式単座戦闘機 鍾馗が開発されていた
1930年後半は
ヨーロッパでは
すでに
メッサーシュミット bf109 や スピットファイアが就役しており
日本陸軍は
戦闘機の性能の基準を
メッサーシュミット bf109 としていました
これは
当時最強戦闘機の1つとされ
軽量小型の機体に
コンパクトな翼を付け
強力な水冷式エンジンを搭載
速度重視の設計でしたが
わりあい運動性も良く
上昇力も悪く有りませんでした
この機体は
一撃離脱戦法を得意とし
二機がチームとなるロッテ戦術を駆使し戦果を上げていました
ロッテ戦術とは
アタッカーが攻撃に入る際
ディフェンスが
警戒掩護する事により
アタッカーは
攻撃に集中出来ると言う戦術です
ノモンハンでの航空戦で
近代航空戦を体験していた日本陸軍は
メッサーシュミット bf109 の機体と戦術両方に興味を持ち
1941年
研究の為メッサーシュミット bf109 を三機輸入し
このメッサーシュミット bf109 より高性能なことが
1940年代初頭の陸軍戦闘機の採用基準となりました

モデラーの空軍基礎知識 日本陸軍戦闘機75
モデラーの空軍基礎知識 日本陸軍戦闘機74
二式単座戦闘機 鍾馗
日本陸軍は
二式単座戦闘機となるキ44の開発を
(ちなみに 一式戦闘機 隼はキ43 隼の次に開発された事になります)
中島飛行機に
一社指名で発注しました
隼以前の戦闘機開発は
数社に試作機開発を依頼して
実際に飛ばしコンペ形式で採用を決めていましたが
この頃になると
対米戦は避けられない事態になっており
1つの機体を採用するのに
複数の会社に試作を依頼するのは無駄が多すがる
もし
試作機を作れる会社が2社有るのならば
2社に別々の機体を
採用前提で試作させた方が合理的との考えから
試作機は
一社指名で発注する事になっていました
このような経緯から
空冷単発エンジンの戦闘機を作るのが得意な中島飛行機に
日本初の重戦闘機
キ44 後の二式単座戦闘機 鍾馗 試作が発注されました
ちなみに
同じく川崎にも
日本初の水冷単発エンジンの重戦闘機
キ60が発注されましたが
こちらは
同じく川崎のキ61 後の三式戦闘機 飛燕と
性能的に被ってしまいましたので
採用には
なりませんでした
日本陸軍は
二式単座戦闘機となるキ44の開発を
(ちなみに 一式戦闘機 隼はキ43 隼の次に開発された事になります)
中島飛行機に
一社指名で発注しました
隼以前の戦闘機開発は
数社に試作機開発を依頼して
実際に飛ばしコンペ形式で採用を決めていましたが
この頃になると
対米戦は避けられない事態になっており
1つの機体を採用するのに
複数の会社に試作を依頼するのは無駄が多すがる
もし
試作機を作れる会社が2社有るのならば
2社に別々の機体を
採用前提で試作させた方が合理的との考えから
試作機は
一社指名で発注する事になっていました
このような経緯から
空冷単発エンジンの戦闘機を作るのが得意な中島飛行機に
日本初の重戦闘機
キ44 後の二式単座戦闘機 鍾馗 試作が発注されました
ちなみに
同じく川崎にも
日本初の水冷単発エンジンの重戦闘機
キ60が発注されましたが
こちらは
同じく川崎のキ61 後の三式戦闘機 飛燕と
性能的に被ってしまいましたので
採用には
なりませんでした

モデラーの空軍基礎知識 日本陸軍戦闘機73
モデラーの空軍基礎知識 日本陸軍戦闘機72
二式単座戦闘機
軽戦闘機と重戦闘機と聞くと
軽戦闘機
小型の戦闘機
重戦闘機
大型の戦闘機
とイメージしがちですが
実際は
大きさは関係なく
主翼1㎡当たりの重量が軽いのが軽戦闘機
同じく重いのが重戦闘機になります
ちなみに
翼面荷重とは
機体の主翼と自重量の1㎡の値でkg/㎡です
なぜ
翼面荷重で判断するか
おおまかに言うと
翼面荷重が低いと
翼の揚力が強く飛行機は浮く力が強くなり
失速し難くなります
よって
低速でも扱い易く運動性の良い機体になります
ですが
翼の揚力は逆に
速度を出す時には抵抗となり不利になりす
また
急降下する時は
降下し速度が上がると
速度にほぼ比例して揚力も上がりますので
機体は下に進もうとしても
翼が上方向へ吸い上げようとします
この為
機体と翼の進行方向に違いがでてしまい
翼の揚力に抵抗して
降下し速度を上げると翼が壊れてしまいます
これが
隼や零戦の急降下制限速度が低い理由です
軽戦闘機と重戦闘機と聞くと
軽戦闘機
小型の戦闘機
重戦闘機
大型の戦闘機
とイメージしがちですが
実際は
大きさは関係なく
主翼1㎡当たりの重量が軽いのが軽戦闘機
同じく重いのが重戦闘機になります
ちなみに
翼面荷重とは
機体の主翼と自重量の1㎡の値でkg/㎡です
なぜ
翼面荷重で判断するか
おおまかに言うと
翼面荷重が低いと
翼の揚力が強く飛行機は浮く力が強くなり
失速し難くなります
よって
低速でも扱い易く運動性の良い機体になります
ですが
翼の揚力は逆に
速度を出す時には抵抗となり不利になりす
また
急降下する時は
降下し速度が上がると
速度にほぼ比例して揚力も上がりますので
機体は下に進もうとしても
翼が上方向へ吸い上げようとします
この為
機体と翼の進行方向に違いがでてしまい
翼の揚力に抵抗して
降下し速度を上げると翼が壊れてしまいます
これが
隼や零戦の急降下制限速度が低い理由です
